僕はフランケン

僕が拳を振るうと、その場の誰もが悲鳴を上げる。

僕が声を張り上げると、その場の誰もが体を震わせる。

僕はフランケン。

凶暴な化け物。

……でも、何もしらない。

何も知らされない。

僕はフランケン。

孤独な化け物。

おびえることしかできない化け物。

……攻撃することで、自分を保つおろかな化け物。

だから、安らぎは永遠に来ない。

僕はフランケン。

生まれた時に、すでに生きる資格を奪われていた生き物。

……どこにも居場所はない。

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壊すこと……

積み上げた積木が音を立てて崩れ落ちるように、僕の思考が壊れ始める……

いつからだろう?

どこからだろう?

ひとつづつ積み上げていたはずの僕の過去は、今……無意味なものになった。

たったひとことで、すべてが崩れて消えた。


壊れる瞬間が、一番キレイだという人がいる。

儚い美しさだからこそ、価値があるのだという人がいる。

僕の積み上げてきたものは、キレイだったのだろうか……

壊れる瞬間は、眩しい光を放っていたのだろうか……


でも僕を壊したその一言は、とても汚れたものだった。

いつからだろう?

どこからだろう?

僕はどこで間違ったのだろうか?

壊れた僕は、もう元には戻らない。

……そして眩いはずの光を求めて何かを壊し始める。

そこに追い求めるものがあると信じて。

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