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こねこ

日が落ちて、孤独があふれ出すと僕の元にやってくるこねこ。
寂しさを紛らわす為に、僕のぬくもりの上に座る。

こねこの体温が伝わってきて、僕の心も安らぎを覚える

暗い闇の中。襲い来る冷たさも、今はおびえる必要もない。
ただ、この心地よさに包まれて、時を忘れるだけ……。

日が射して騒がしさが転がり始めると、こねこは僕の方を振り向きもせず、光へと駈け出した。
僕はその背中を見ていた。
ただ、じっと見送っていた。

光の中、騒がしさがはじけだした世界の中で、僕はただ孤独に耐える。
世界にさみしさがあふれ出すまで、僕はじっと孤独に耐える。

このやさしい暖かな光は、僕を孤独にする……。

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