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小さな…

小さな腹立たしさがいくつも重なって、心が震えだす。
一生懸命押さえつけようとしても、怒りは大きくなって僕を支配しようとする。
怒りでは何も解決しないのに、止められなくなる。
そしてその怒りは、より大きな怒りにつぶされて……僕ごと消えていく

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生まれること

生まれてきた瞬間、僕らは希望を握りしめて世界へ飛び出す
たくさんの夢を託され、光の中で声をあげる

望まれてきた者……

望まれずきた者……

僕らはそれを知らずに声をあげる
希望を握りしめたもう片方の手のひらには、嫌悪があることも
絶望があることもある
でも、僕らは何も知らずに生まれてくる

太陽の下には、いつでも緑があると
あたたかな夢があると信じて、生まれてくる

……信じることしかできない弱い僕たちは、
それだけを信じて生まれてくる

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前に……

固く押し縮められた道の上を歩くと、冷たく乾いた音がした。
止まることのない流れの中で、僕もひたすら足を前に出す。

何かに躓き、足を取られれば、波に呑まれる

疲れて足を休めれば、波に呑まれる

押し固められた道の上は冷たく、どこにも安らげる場所はない。
ただ寒さに震え、孤独に苛まれる……

だから、必死に足を前に出す。
壊れるまで歩き続ける。

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こねこ

日が落ちて、孤独があふれ出すと僕の元にやってくるこねこ。
寂しさを紛らわす為に、僕のぬくもりの上に座る。

こねこの体温が伝わってきて、僕の心も安らぎを覚える

暗い闇の中。襲い来る冷たさも、今はおびえる必要もない。
ただ、この心地よさに包まれて、時を忘れるだけ……。

日が射して騒がしさが転がり始めると、こねこは僕の方を振り向きもせず、光へと駈け出した。
僕はその背中を見ていた。
ただ、じっと見送っていた。

光の中、騒がしさがはじけだした世界の中で、僕はただ孤独に耐える。
世界にさみしさがあふれ出すまで、僕はじっと孤独に耐える。

このやさしい暖かな光は、僕を孤独にする……。

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擦り減る心

大切なもの
大切なものばっかりが増えて、両手でも抱えきれないほどに増して……

こぼさぬように

壊さないように

そっと…

そうしていつの間にか、長い時の中で、僕の心は擦り減っていた
大切なもの
それだけを守るために、僕の心は擦り減っていた

……それでいいのかもしれない
僕の心は、その為にあったのかもしれない

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雨が降ってる

路面に叩きつけられるしずくが騒がしく音を立てているのに、心はしんと静まり返って……。

このまま僕の体を洗い流してほしい。
手の開いて落ちる雨粒を受けると、透明ではいられなくなった雨粒には、汚れた空気が閉じ込められている。
だから雨上がりにはきれいな空が広がるんだ。

僕の汚れた体も、この心も、同じように洗い流してほしいと思った。

傘もささず、両腕を広げて空を見上げる。

透明な線が僕に降り注ぐ。
切れることないまっすぐな線が、僕の体をなでていく。

体温が奪われていくごとに、体と心が洗い流されていくよう……。

このまま溶けてしまえばいい。

このまま流れていければいい。

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不安定なもの

パソコンもケータイも、電源を入れなければ何の反応も示さない。
捨ててしまおうと思えば、ほんの一瞬で消えてしまう関係……。
僕はそんな不安定なつながりの中で、やっと呼吸している。

さみしいから

不安だから

誰かに分かってもらいたくて

誰かに受け入れてもらいたくて、この不安定な存在の僕をネットの片隅に置いてくる。

この呼吸が止まるまで、僕はきっといつまでも繰り返す。
この不安定な細い糸が、僕のライフライン。
だから誰も切らないで……。

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