絶望
どんなに頑張っても、必死になって努力しても
得られる結果は悲惨なもの……
大切な人の笑顔が見たくて、
大切な人が喜ぶ姿が見たくて、
すべての贅沢を投げうって、最大限の力を振り絞っても、僕にできるものはほんの些細なことだけだった
……もう生活もままならなくなって、居場所さえもなくなる
一歩前に進み出ればそこは切り立った岩の壁
一歩後ろに下がれば、そこは押し寄せる波に削られていく断崖絶壁
もう前には進めない
でもいずれはこの場所も波に削り取られて、僕はこの小さな足場さえも失う
……何のために生きてきたのだろう。
ただ生活できるだけで良かった。
大切な人に何かしてあげたかった。
でも、僕の存在は、この社会には必要のないものだった。
僕のわずかな稼ぎは、社会という名の暴君にむしり取られて、生きる術さえ失われていく。
一生懸命頑張っているんだ。
精一杯戦っているんだ。
でも、それだけでは生きる価値は無いと言われた気がした。
……十年前に買った服。今もそれを身につけている。
底の取れた靴。接着剤で何とかごまかして履き続けている。
でもダメなんだ。
それでも生きていくことができないみたいだ。
明日は何を我慢すればいいのだろう……。
もう僕には何も無いのに。
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